日本300名山

小笠山


山頂
2000年12月23日
掛川市と袋井市に跨る丘陵状の低山にしては広大な山塊で、登山ルートが多数存在します(メインルート以外では暫く入らないとシダなどが覆い被さるので、以前にルートマップを作成していた時はしばしばルート整備=シダの刈払いなどをしました)。また、多種の植物、野鳥や昆虫を観察できます。

特に晩秋から春先にかけて脚慣らしで度々利用している。

十字路を起点に東西に4本、南北に1本の大きな尾根が走り支尾根は多数、色々なルートを楽しむことが出来る。

北尾根は北面に絶壁が続き、危険でアップダウンも他の尾根より多く大きい。

十字路(小笠山中心)のすぐ北側が山頂で、少し東に行くと小笠神社がある。板沢コースには特異な地形の六枚屏風がある。

                                             山頂
2015年2月19日
コナラ、ウバメガシやツツジなどを中心に木の種類が多くシダ類も多い。春にはツツジが咲く。メジロなど多種の野鳥が見られ、サンコウチョウなども飛来する。昔はアチコチで松茸が採れ、少し前まで質の良い自然薯も採れたが今ではほぼ掘り尽くされた。タラの木も沢山生えていたが、今は激減した。
※2016年4月23日:レジ袋3枚にキクラゲを満杯に採った人がいた(与左衛門池近く)。2016年5月16日:山頂で大型のニホンカモシカを見つけた。

昨年の三百名山登頂後は近くの粟ガ岳や小笠山を中心に山登りを楽しんでいる。

小笠山頂から四方に延びる尾根に三ツ峰、三沢山、千手ガ峰、楞厳寺山、高天神山などがあり、小笠山塊を形成している。三角点も一等の楞厳寺山の他に何ヶ所かある。

この山塊のルートには詳しいので、これまでに多くの山仲間や知人を案内してきている。
                                            六枚屏風
2015年10月19日
板沢、子隣からの登山ルートから少し南に下った場所にある。

小笠山頂からは、山頂の直ぐ北に北尾根への主尾根から板沢・子隣への登山道が派生していて、そこを少し下ると六枚屏風がある。

正面の割れ目(正確には割れ目ではなく、地面のまわりより軟弱な部分が雨水で浸食されたもの)が奥深くまで続いている。
                                            小笠神社
2015年10月19日
入山瀬集落から神社への車道を終点の駐車場まで来ると、神社までは近い。

小笠山頂からは、直ぐ南の十字路まで来て左折(東に向かう)すると神社に至る。

神社の東側は富士山を拝められるように樹木が切り払われている。

南方(遠州灘方面)の展望が良い。
                                         野蚕の繭と成虫(蛾)
2015年12月13日
ヤママユガ科のウスタビガ:小笠山に多いコナラなどの葉を食べるようです。繭は周りの木の葉と見分けにくいよう保護色となっています。葉脈のような筋もあります。蛾の羽にも同じ葉脈のような筋があります。

登山中に見つけて持ち帰った野生の繭(写真左)をサイドボードの上に置いておいたら成虫の蛾(写真右)が出てきました。出てくる際に多量の排泄物で周りを汚してくれました。

蛾は庭の木の下に放しました。放した1〜2日後に、この季節には珍しい、放した蛾に比べとても大きな蛾が家の中に現れました(無関係かもしれないが、もしかしたら捕えた雌が出す強烈なフェロモンに引き寄せられた雄の蛾だったかも・・・・。体長と体色からすると捕えた蛾が雄だと考えられるのだが・・・)。写真(12月13日)は羽化後2日程してから撮影したものです。

玉虫の綺麗な羽など、登山中にはたまに珍しいものを見つけます。